ジャパンドローン開幕 104社が出展もDJIは参加せず

2020/9/29 16:54
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ドローン(小型無人機)産業の見本市「ジャパンドローン2020」が29日、幕張メッセ(千葉市)で開幕した。高い位置から災害状況を網羅的に把握する大型ドローンや煙突内部を点検するドローンなど、様々な分野に特化した機体やサービスが目立った。104社・団体が出展したが、安全保障上の懸念が指摘される中国ドローン大手DJIは参加しなかった。

ジャパンドローン2020は30日まで開催される

テラ・ラボ(愛知県春日井市)が開発した大型ドローン

新型コロナウイルスの影響などがあり、出展者は昨年と比べて半減した。オンラインを含めて2日間の来場者は1万人を見込んでいる。

テラ・ラボ(愛知県春日井市)は約8メートルの翼を持つ大型ドローンを披露した。約1万~2万メートルの高高度を飛ぶことが可能で、短時間で広い範囲の地上の状況を確認できる。自治体の災害把握などでの利用を想定する。

自律制御システム研究所(ACSL)は煙突内の点検に対応したドローンを紹介した。全地球測位システム(GPS)のない煙突内でも高性能センサー「LiDAR(ライダー)」などを利用し自律飛行が可能という。

政府は2022年にもドローンの都市部での目視外飛行である「レベル4」を可能にして、普及を後押しする方針だ。インプレス総合研究所によれば国内ドローンビジネス市場は25年度に6427億円と、19年度の約4.6倍に拡大する見通し。インフラ点検や警備、物流など産業用分野が伸びていくとみられる。

ジャパンドローン2020は日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が主催している。日本最大級のドローン関連イベントで、今回が5回目。当初は3月に開催する予定だったが、新型コロナの影響で延期となっていた。

(河端里咲)

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