新型コロナ、カナダで再拡大 10月から再び規制強化

2020/9/29 8:01
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カナダで新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が強まっている。モントリオールなど一部地域では警戒レベルを最大に引き上げ、感染抑制に向けた対策を急いでいる。飲食店の休業などの営業規制を再び導入する地域もあり、経済活動が再び滞る恐れもある。

ドライブスルー形式の新型コロナの検査施設には順番待ちの車が並んでいる(18日、カナダのオンタリオ州)=ロイター

東部ケベック州では28日、750人の新規感染者を記録した。1000人超の日もあった4~5月の水準は下回るが、増加が続いている。ルゴール州首相は記者会見で、モントリオール、ケベックなど州内の3地域を対象に、新型コロナ感染の警戒レベルを4段階中最大の「赤」に引き上げると発表した。

期間は10月1日から28日までの4週間。対象地域では期間中、バーやレストランなどは持ち帰りを除いて休業する。市民も原則、家族など同一世帯に住む人だけが家で共に過ごすことができる。企業活動はマスク着用など、公衆衛生のルールに沿っていれば認めるという。ルゴール氏は「今すぐに力強い行動が求められる」と述べ、再規制に理解を求めた。

中東部オンタリオ州では新規感染者が700人と感染拡大以来で最多となった。フォード首相は記者会見で「感染拡大の第2波に直面している。春に経験した第1波よりも深刻な可能性がある」と懸念を表明した。医療機関の逼迫に備え、看護師や支援員ら3700人を追加雇用すると発表した。

米ジョンズ・ホプキンス大の調べによると、カナダの新型コロナの感染者数は15万6500人に上り、死者数は9300人を超えた。特に人口の多い大都市圏で感染の再拡大が目立っている。(米州総局)

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