米、キューバの送金企業を制裁対象に

2020/9/29 6:24 (2020/9/29 7:12更新)
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両替所に並ぶ人々(9日、ハバナ)=ロイター

両替所に並ぶ人々(9日、ハバナ)=ロイター

【メキシコシティ=宮本英威】米国務省は28日、外国からキューバへの送金を手がけるアメリカン・インターナショナル・サービシーズ(AIS)を制裁対象に加えると発表した。キューバ軍が関与するグループの企業で、利用料収入を通じて「軍に利益が供与されるのを防ぐ」狙いがある。

米国民や米企業はAISとの金融取引が禁じられる。米メディアによると、AISは中米パナマに登録されている。AISは、FINCIMEX(キューバ輸出入公社の金融部門)のグループ企業で、国際送金サービス大手の米ウエスタンユニオンと取引している。

キューバ国民にとって、米国在住の家族や親族から受けとる送金は重要な生活資金だ。送金の多くを手がけるAISへの制裁で、キューバへの送金は難しくなりそうだ。

トランプ米政権は対キューバ制裁の強化を進めている。23日には米国人の訪問者がキューバ政府の関わるホテルに宿泊するのを禁じ、葉巻やラム酒の輸入も認めないことを決めた。

11月の米大統領選に向けて、キューバの共産党政権に反発する中南米系(ヒスパニック)の支持固めにつなげる狙いがある。キューバのロドリゲス外相は、ツイッターへの投稿で「(大票田の)フロリダ州の有権者を操作しようとしている」と批判した。

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