NYダウ3日続伸、410ドル高 追加経済対策に期待

2020/9/29 5:09 (2020/9/29 5:36更新)
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【NQNニューヨーク=川内資子】28日の米株式相場は3日続伸。ダウ工業株30種平均は前週末比410ドル10セント(1.5%)高の2万7584ドル06セントで終えた。追加の米経済対策への期待や、アジアと欧州の株高を背景に景気敏感株を中心に買いが優勢となった。

民主党のペロシ下院議長は28日、ムニューシン米財務長官と27日に追加経済対策について協議したと述べたと伝わった。財源などでさらに話し合いは必要としつつ「合意できる」と述べたと報じられた。経済対策がまとまるとの観測が強まり、株買いを誘った。

27日発表の8月の中国の工業企業利益が前年同月比19.1%増と4カ月連続で増えた。中国経済が順調に回復するとの期待を誘った。これを好感してアジアと欧州の株式相場が総じて上昇し、米市場でも投資家のリスク選好姿勢が強まった。

景気敏感株は総じて高く、ボーイングは6%高。墜落事故を起こした主力小型機「737MAX」について、当局が試験飛行を今週にも実施すると報じられたことも買いを促した。欧州の金融株高を受け、米金融のJPモルガン・チェースは3%、ゴールドマン・サックスは2%上げた。化学のダウや石油のシェブロンも高い。

シェール大手のデボン・エナジーが28日、同業のWPXエナジーを合併すると発表した。米企業の活発なM&A(合併・買収)も投資家心理の改善につながったとの指摘もあった。

スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトなど主力ハイテク株も堅調だった。

29日に大統領選候補の第1回討論会が開催され、10月2日には9月の米雇用統計が発表される。こうした重要イベントを見極めたいとのムードも強く、午前中に上昇した後は相場の上値はやや重くなった。

ナスダック総合株価指数は前日比203.96ポイント(1.9%)高の1万1117.53で終えた。50日移動平均線を8営業日ぶりに上回った。主力ハイテク株に加え、エヌビディアなど半導体株も総じて買われた。

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