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いわて銀河鉄道、過去最大の最終赤字へ 21年3月期

岩手県などの第三セクター、IGRいわて銀河鉄道(盛岡市)は28日、2021年3月期の単独最終損益が2億8259万円の赤字になるとの見通しを明らかにした。赤字額は開業した14年度の2億800万円を上回り過去最大で、最終赤字は2年連続。新型コロナウイルス流行に伴う利用客の減少などが響いた。

浅沼康揮社長は「JRから譲渡された資産の老朽化が著しく、投資をしていかなければいけない状況もある。持続可能な経営の確保に向け、いろいろとチャレンジしていきたい」と語った。

今期の見通しは7月末の実績をベースに試算。営業収入は前期比6.3%減の41億円で、当初計画に比べると約4億円減少する。コロナ禍による外出自粛ムードの影響で、定期外の運賃収入が4~7月に37~66%減で推移しており、通期の旅客運輸収入で1億9621万円の減収が見込まれることが響く。

営業費は前期比1.8%増の46億円。当初計画では48億円を見込んでいたが、退職者の補充見送りなどにより、1億5495万円圧縮する。この結果、営業損益は4億6535万円の赤字となる。経常損益も4億6544万円の赤字で、14年度(2億6400万円の赤字)を上回り、開業以来最大となる見込みだ。

一方、県や沿線自治体による「いわて銀河鉄道運行支援交付金」(1億7000万円)などを特別利益として計上。2年連続の最終赤字となる。

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