打ち上げ花火、お手軽に 茨城県土浦市がマッチング

2020/9/28 13:26
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茨城県土浦市で2016年10月に開かれた土浦全国花火競技大会(同大会実行委員会提供)=共同

茨城県土浦市で2016年10月に開かれた土浦全国花火競技大会(同大会実行委員会提供)=共同

花火を打ち上げプロポーズ、手軽にできるかも――。毎年秋に開かれる日本三大花火大会の一つ「土浦全国花火競技大会」の事務局を担う茨城県土浦市が、打ち上げ希望者と花火業者を仲介するマッチングに力を入れている。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、花火大会の中止で苦境に陥る業者の経営を支え、技術が途絶えないようにするのが狙いだ。

9月12日夜、霞ケ浦に赤や青、黄色の花火が次々と上がり、ナイトクルーズ船の乗客ら約40人が夜空を見上げた。土浦市で観光遊覧船を運航する「ラクスマリーナ」が市に仲介を依頼して実現。費用は75発で25万円だったといい、同社の高野利夫専務は「キャンセル待ちが出るほどの人気。お客さんに楽しんでもらえて良かった」と喜ぶ。

コロナ禍で全国の花火大会が中止になり、例年約70万人が集まる土浦の大会も取りやめに。日本経済研究所の試算では、観光需要などを含めた経済損失額は、全国で5千億円を超える。

土浦市は打ち上げを希望する団体や個人からの問い合わせを受け、費用や場所などの条件にマッチする業者を紹介。これまでの大会で培った花火業者とのつながりを生かし、全国どこでも対応する構えで、「顧客向けのサプライズで利用したい」という、企業からの相談もあるという。

結婚記念日やプロポーズなどプライベートでの打ち上げにも対応できるといい、市花火対策室の張替佑斗主事は「個人などで花火を利用するには直接業者を探す手間があったが、市が仲介すれば気軽にできる。それを新しいビジネスにつなげ、花火の伝統技術が途絶えないように支援していきたい」と話した。

〔共同〕

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