コミューン、4億5000万円調達 人材採用でサービス強化
マーケティングツールを開発するコミューン(東京・品川)が4億5000万円を調達した。第三者割当増資をDNXベンチャーズ、UBベンチャーズが引き受けた。今回の調達は事業開発段階のシリーズAにあたる。累計調達金額は5億円となった。

調達した資金で開発や顧客対応の人材を採用し、サービスを強化する。現在10人程度の社員を今後2年で50人に拡大する計画。
コミューンはサービスや製品について企業と利用者がオンライン上で対話できるサービス「commmune(コミューン)」を展開する。利用者のコミュニティー形成を促し、会社や製品への思い入れが強い優良顧客を育てることが狙いだ。
新型コロナウイルスの感染拡大で企業が顧客と直接対面する機会が減り、問い合わせ数はコロナ前の2倍に増えているという。「年末から2021年初にかけて資金調達をしようと考えていたが、成長が加速しているので前倒しした」(高田優哉代表兼最高経営責任者)という。
現在、コミューンのサービスは約50社で導入されている。今後2年で200社、5年で1000社に拡大することを目指す。
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