キオクシア、上場延期を正式発表 「適切な時期検討」

2020/9/28 9:41
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キオクシアは年末か年明けをメドに改めてタイミングを探る方針だ

キオクシアは年末か年明けをメドに改めてタイミングを探る方針だ

半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリホールディングス)は28日、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場を延期すると正式発表した。米政府の取引規制によって、大口取引先である中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)の先行きへの不透明感が高まっている。キオクシアHDは「適切な上場時期を引き続き検討していく」という。

東証も同日、キオクシアHDの上場承認を取り消した。同社は年末か年明けをメドに改めてタイミングを探る方針だ。

株主の東芝HOYAも28日、キオクシアHD株の売り出しを中止すると発表した。東芝はキオクシアHDの上場で得られる売却益の過半を株主に還元する方針を打ち出していた。28日午前の東京株式市場で東芝株は一時、先週末に比べ9%安の2550円をつけた。

キオクシアHDは28日に公募・売り出し価格を発表する準備を進めていた。上場が実現すれば時価総額は1兆5千億円強が見込まれ、国内では2020年最大の新規株式公開(IPO)になる見通しだった。

キオクシアHDはスマートフォン向けフラッシュメモリーの売上高が全体の約4割を占める。米商務省による中国のファーウェイに対する半導体輸出規制が15日に発効され、同日以降のファーウェイ向けの売り上げを計上できなくなるという。キオクシアHDの連結売上高のうち、ファーウェイ向けは数%程度を占める。

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