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仏上院選、マクロン与党議席伸ばせず 求心力低下も

【パリ=白石透冴】フランスで27日、上院選(定数348議席)の投開票があった。約半数にあたる172議席を改選し、マクロン大統領が率いる与党共和国前進は非改選も含め約20議席と議席数を伸ばせなかった。マクロン政権の求心力が低下しかねない。中道右派野党、共和党グループが過半数を維持した。

仏上院選の結果はマクロン政権に打撃となる(27日、パリ)=ロイター

上院選は定数の約半分を3年ごとに改選する。地方議員などが投票する間接選挙のため、結党が2017年と歴史が浅く地方に弱い共和国前進は事前予想通り苦戦した。改選前は23議席だった。

共和国前進グループは国民議会(下院)で過半数を押さえている。下院の優越のため、法案の通過などに支障は出なさそうだ。ただ、前回17年の上院選に続き今回も存在感を示せず、政権には逆風となりそうだ。

政権は再び感染者が急増する新型コロナウイルスを巡っても、対策がぶれていると批判され苦しい立場にある。調査会社BVAが25日に発表した世論調査では、マクロン氏の支持率は前月比6ポイント下がって38%だった。

共和党など野党が勢いづくかも不透明だ。右派、左派とも勢力をまとめるリーダーを欠き、マクロン政権を脅かす存在になっていない。22年の次期大統領選挙でも、現状ではマクロン氏の再選が有力との見方がある。

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