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23年総選挙なら議員引退 マハティール氏 マレーシア

マハティール氏は8月に新党結成を表明したばかりだった(写真は新党発表の記者会見)=ロイター

【シンガポール=中野貴司】マレーシアのマハティール前首相(95)は26日、地元記者団に、次期総選挙が任期満了後の2023年に実施されるなら、出馬せず、国会議員を引退する意向を表明した。23年には98歳になり、議員活動の継続が難しくなることを理由に挙げた。

国営ベルナマ通信が伝えた。自身が8月に結成した新党「祖国闘士党(プジュアン)」の所属議員に助言するなど政治活動は続けるという。

マレーシアでは与野党の勢力が拮抗しており、ムヒディン首相が状況打開のために、早期の解散・総選挙に踏み切る可能性も指摘されている。マハティール氏は「総選挙が今実施されれば、多くの人が新型コロナウイルスに感染し、亡くなることになる」と述べ、解散・総選挙の実施に反対した。総選挙の時期が前倒しになった場合に、出馬するかについては明言しなかった。

マハティール氏が23年以降の議員活動継続に否定的な見解を示した背景には、自身の置かれた苦しい政治的立場がある。マハティール氏は2月に首相を辞任した後も、首相復帰に意欲を燃やしていたが、祖国闘士党の所属議員は数人にとどまる。与党連合を率いるムヒディン氏、野党連合トップのアンワル元副首相の両氏とも距離が開いており、政界で孤立している状況だ。

アンワル氏が23日、「下院議員の過半数の支持を確保した」と主張するなど、与野党は過半数の確保に向け、激しい議員の引き抜き合戦を繰り広げている。政治の混乱が続く中で、マハティール氏が与野党の再編や政権交代で重要な役割を果たす余地はなお残っている。

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