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群馬の養豚場で豚熱確認 5390頭殺処分へ

(更新)

群馬県は26日、高崎市内の養豚場で豚熱(CSF)の感染を確認したと発表した。県によると、この養豚場で飼育している豚は約5390頭で、全て殺処分する。国内の養豚場での感染は今年3月に沖縄県で判明して以来、約半年ぶり。

県によると、感染が確認されたのは3頭で、ワクチンは未接種だった。養豚場では接種は進めていたものの、3頭は生後約70日で、下痢などの症状があったために見送っていた。農林水産省によると、獣医師の判断も踏まえた対応だった。

養豚場では9月以降、約200頭の子豚が下痢などを起こし死んだ。25日に養豚場側から豚に異常があると県に通報があり、家畜衛生研究所などで検査。国の遺伝子検査で感染が判明した。

群馬県ではこれまでに野生のイノシシ55頭で感染が確認されていたが、養豚場は初めて。野生イノシシから感染した可能性もあるとみている。

農林水産省は26日、防疫対策本部を開き、殺処分のほか消毒作業、感染経路の調査などの対応を進める方針を確認した。本部に出席した野上浩太郎農相は「ワクチン接種農場でCSFが発生したことは極めて遺憾に思う」と発言。衛生管理で何らかの問題があったとの認識を示したもので、原因究明を急ぐ。

県などによると、豚熱は人には感染しない。

〔共同〕

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