海外現地法人の売上高32%減 4~6月の製造業

2020/9/25 20:17
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経済産業省が25日発表した2020年4~6月期の海外現地法人調査によると、日本の製造業の海外売上高は前年同期比32.2%減の2024億ドル(約21.3兆円)だった。6四半期連続のマイナスで、減少幅はリーマン・ショック後の09年1~3月期に次ぐ過去2番目の大きさだった。新型コロナウイルスの影響で米国などでの自動車販売が低迷した。

業種別にみると、新型コロナの打撃が特に表れたのが自動車などの輸送機械で、41.7%減と6四半期連続のマイナスになった。欧米やアジアで感染拡大を防ぐための都市封鎖や外出制限が広がり、工場の操業や販売店での営業に響いた。

地域別では、米国が40.7%減の495億ドル、タイやベトナムなど東南アジア諸国連合(ASEAN)が43.8%減の378億ドルだった。新型コロナの感染が最初に拡大した中国は1~3月期に21.5%減と落ち込んだが、経済活動の回復に伴い4~6月期は2.8%増とプラスに転じた。

リーマン・ショック後は09年1~3月期に33.5%減と過去最大の落ち込みを記録したあとに回復が続き、3四半期後にプラスに転じた。20年7~9月期以降について、経産省は「リーマン・ショック後ほどの早い回復は望めない。もう少し落ち込みが続くのではないか」とみている。

設備投資は前年同期比26.7%減の58.7億ドルとなった。売上高が急減した輸送機械の設備投資は25.4%減だった。

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