未来面「やり方を変えましょう。」

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 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」を展開しています。今期のテーマは「やり方を変えましょう。」 革新的なアイデアをお寄せください。企業のトップが選んだ優れたアイデアは新聞紙面や日経電子版で紹介します。

資生堂・魚谷雅彦社長の講評

2020/9/28 2:00
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読者の皆さんから数多くのアイデアを投稿していただき、本当にありがとうございました。実は化粧品について、どれだけの読者が関心を持っていただけるか心配していたのですが、それは杞憂(きゆう)に終わりました。12歳の小学生から80代まで、老若男女の皆さんが化粧品についての思い、役割、期待などを丁寧に綴(つづ)ってくださっていました。中には化粧品で心の豊かさを引き出すという資生堂の理念を実感させてくれるものもあり、胸が熱くなり、うれしく思いました。化粧品が皆さんの毎日の生活や人生に影響を与えていることを改めて認識できました。

魚谷雅彦 資生堂社長

魚谷雅彦 資生堂社長

アイデアの中からいくつか感想を述べたいと思います。「人は皮膚で進化する」は化粧品の意味を深く捉えていると関心しました。化粧品ビジネスの内包するアートとサイエンスを有機的に結びつけることで生まれる価値、コミュニケーションツールとしての役割を見事に言い表しています。マーケティングや研究に生かしていきたいです。「ライフ・コスメ(日常化粧品)」という言葉もいいですね。

「多忙ママこそ美しく」はまさに私たちが働くママたちを応援すべくもっと取り組まなくてはならない課題です。仕事に、家事に、育児にとなかなか自由な時間を作ることができないママたちにビューティー・テックを活用したオーダーメード、カスタマイズした化粧品を提供していかないといけませんね。豊かな生き方のためにも。

「マスク越しの目力」に込められているのはグローバルで多様な社会の中での化粧の存在意義と読みました。自己表現の大切さも伺え、奥深い内容です。コロナ禍でマスクに隠れない目のメーキャップに関心が集まっています。大切な視点です。

いただいたアイデアは役員だけでなく、従業員にも共有いたします。本当にありがとうございました。

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化粧についてこれほどまでに関心が高いことに驚いています。男性の投稿も多く、化粧がまさに普遍的なものであることがよくわかりました。「未来面」が始まって10年。ここ数年では過去最高に近い投稿数です。自分の歩みと化粧や健康、人との関わり合いなどと重ね合わせていた文章に重みもありました。化粧に内包する力ですね。コロナ禍で化粧のあり方も変わってきていますが、目指すところの美と健康は変わりません。タイトルの秀逸さに魚谷社長も驚いていたのが印象的でした。(編集委員 田中陽)

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