TikTok禁止「延期か追加説明を」 米地裁、政府に命令

中国・台湾
2020/9/25 1:27 (2020/9/25 8:08更新)
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TikTokは米政府によるアプリ配信禁止措置の一時差し止めを求めた=ロイター

TikTokは米政府によるアプリ配信禁止措置の一時差し止めを求めた=ロイター

【ニューヨーク=後藤達也】米連邦地裁は24日、米政府に対し、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の配信禁止を延期するか、追加の資料提出などで論拠を説明するよう命じた。米政府は安全保障上の懸念を理由に27日から米国内のアプリ配信の停止を表明していた。

ティックトックを運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)が23日、首都ワシントンの連邦地裁に配信禁止の一時差し止めを求めていた。24日の審理で連邦地裁は米政府に対し、25日午後2時半(日本時間26日午前3時半)までに、27日の期限を延期するか決めるよう求めた。

判事は米政府に対し、延期に応じない場合はバイトダンス側の主張に反論する追加の資料を提出するよう求めた。その上で、27日午前に再度、聞き取るという。

ティックトックを巡っては、米商務省が18日、米国内でのアプリ提供を20日に停止すると発表した。その後、19日に米オラクルとティックトックが提携策で基本合意したと表明し、禁止措置は27日に延期されていた。

基本合意はティックトックの国際事業を分離して設立する新会社に、オラクルと米ウォルマートが計20%を出資する内容。米国で2万5000人を雇用することなども含まれており、大統領選を控えるトランプ氏はいったん提携案を原則として承認すると表明した。その後、米企業による完全支配を求めるなど、姿勢が二転三転している。

トランプ氏は24日、オラクルとティックトックの提携策を認めるかどうかについて「安全性が最も重要な要素だ」と述べ、個人情報の保護など安全性を基準に最終判断する意向を示した。

一方、バイトダンスは24日、「中国輸出禁止・輸出制限技術リスト」に関する申請を北京市商務局に提出したと発表した。オラクルなどと交渉している提携案の認可を当局に求めたとみられる。米中政府の思惑が複雑に絡むなか、ティックトックの提携策の行方は不透明な状況が続く。

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