パーム油のウィルマー、2千億円調達へ 子会社上場で

中国・台湾
アジアBiz
2020/9/24 21:00
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【シンガポール=谷繭子】シンガポールのパーム油大手、ウィルマー・インターナショナルは24日、中国子会社の株式上場で約139億元(約2140億円)を調達すると発表した。中国はウィルマーにとって、消費者向け製品で最大の市場だ。上場で得た資金は生産拠点の増設や研究開発に使い、成長に向けた基盤を固める。

食用油などの最大の市場である中国で子会社が上場する=ロイター

ウィルマーはインドネシアなどのパーム農業から油の精製、消費者向け食用油の加工まで一貫生産をしている。米や砂糖も手がける。

ウィルマーが99.99%を保有するイーハイ・ケリー・アラワナ・ホールディングス(益海嘉里金龍魚糧油食品)が深圳証券取引所の新興企業向け市場である創業板に上場する。時期は10月中旬になる見通しだ。発行済み株式の1割に当たる新株を発行する。公募価格は2019年基準のPER(株価収益率)で約31倍にあたる一株25.7元に設定した。

新株の30%をシンガポールの政府系投資ファンドであるGICや、中国の大手機関投資家など20社の「戦略的投資家」に割り当てる。中国の国営投資ファンドや保険大手の中国人寿保険などが名を連ねた。

米中関係が悪化する中、中国は国内市場の活性化に努めている。深圳では8月に創業板の制限値幅の拡大や上場手続きの簡素化などを実施した。

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