永瀬王座勝ち初防衛に王手 将棋王座戦第3局

囲碁・将棋
2020/9/24 20:16 (2020/9/24 21:17更新)
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王座戦第3局で久保九段(右)を破り、初防衛に王手をかけた永瀬王座(24日、仙台市)

王座戦第3局で久保九段(右)を破り、初防衛に王手をかけた永瀬王座(24日、仙台市)

24日朝から仙台市の仙台ロイヤルパークホテルで指されていた第68期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負の第3局は、午後8時15分、117手で先手の永瀬拓矢王座(28)が挑戦者の久保利明九段(45)を破った。対戦成績を2勝1敗とし、初の王座防衛に王手をかけた。

持ち時間各5時間のうち残りは永瀬王座15分、久保九段0分。第4局は10月6日、神戸市のホテルオークラ神戸で指される。

(投了図は▲7二金打まで)

(投了図は▲7二金打まで)

両者1勝1敗のタイで迎えた第3局。先手番の永瀬王座は居飛車を選択。久保九段は三間飛車に構えて左の銀を5三に運んだ後、四間飛車に振り直した。先手は「松尾流穴熊」、後手は「ミレニアム」と呼ばれる堅陣に収まった。

駒組みを終えた先手が中央から開戦。角と金桂の2枚替えで後手の駒得となったが、2枚の角を手にした永瀬王座が後手陣に攻めかかる。両者が後手玉周辺に金銀を打ち合い「千日手となる可能性もあった」(解説の増田康宏六段)が、久保九段が回避した格好に。この攻防で後手玉が囲いから引っ張り出されてしまう。久保九段も先手玉に迫ったがわずかに及ばず、永瀬王座が着実に攻めて勝ちきった。

〈指し手〉

▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△9四歩▲9六歩△3二飛▲2五歩△3三角▲6八玉△4二銀▲7八玉△5四歩▲5六歩△6二玉▲5八金右△5三銀▲7七角△7四歩▲6六歩△7三桂▲6七金△5二金左▲8八玉△4五歩▲9八香△4二飛▲5七銀△7二玉▲9九玉△8二銀▲8八銀△7一金▲4八飛△6四歩▲6八銀△1四歩▲7九銀右△1三桂▲7八金△8一玉▲1六歩△2五桂▲7五歩△同歩▲2八飛△2四歩▲6五歩△7七角成▲同桂△4四角▲5五歩△同角▲6四歩△6六歩▲5六金△7六歩▲5五金△7七歩成▲同金△5五歩▲6六金△9五歩▲7四角△6四銀▲6五歩△5三銀▲6三角打△同金▲同角成△7二飛▲7四歩△8五桂▲7三金△6二銀▲7二金△同金▲6一飛△7一金打▲7二馬△同玉▲1一飛成△8一玉▲7三金△6一歩▲7二香△同金▲6一竜△7一金▲7二金△9二玉▲7一金△7七桂打▲7八銀△5一金▲7三歩成△6一金▲8二と△同玉▲6一金△5九飛▲7九歩△9七香▲同香△同桂成▲7七銀直△7一香▲6二金△8五角▲7五金△8八成桂▲同銀△6六角▲9四桂△同香▲7二金打まで117手で永瀬王座の勝ち

動画配信サービス「Paravi(パラビ)」(https://www.paravi.jp/title/59904)では10月6日午後5時から将棋王座戦第4局の対局映像と藤森哲也五段による解説を配信します。
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