中国5県の百貨店売上高、8月18.1%減 酷暑も打撃

中国
2020/9/24 19:25
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中国四国百貨店協会が23日発表した8月の中国5県の百貨店売上高は、前年同月比18.1%減の144億1200万円だった。11カ月連続の前年割れで、減少幅は4カ月ぶりに拡大した。新型コロナウイルスの感染者数の増加に酷暑が加わって外出を控える動きが強まり、お盆商戦にかけて来店客数が減少した店舗が多かったようだ。

品目別にみると主力の衣料品が22.1%減、食料品は17.3%減と、いずれも前月からマイナス幅が拡大した。まとめ買い需要が大きい化粧品は19.7%減、単価が高い美術・宝飾・貴金属も6.3%減と、減少に歯止めがかかっていない。

岡山高島屋(岡山市)ではインバウンド(訪日外国人)需要の消失などが影響し、入店客数が2桁減。「ビアガーデンの売り上げも7割減で、まだまだお客は帰ってきていないようだ」とみている。ルイ・ヴィトンやエルメス、ロエベなどの高級ブランドは2桁増と好調を維持。婦人洋品も2%減と健闘したが、化粧品や食品などの減少分をカバーしきれなかった。

一畑百貨店(松江市)でも32.5%減と、前月(22.3%減)から減少幅が広がった。松江市内でクラスター(感染者集団)が発生したことの影響に加え、前年に開催した子ども向けイベントの反動で入店客数が3割減と落ち込んだ。ただ中元商戦はほぼ前年並みで着地し、特にインターネットでの受注が前年比5割増と伸びた。

一方、鳥取大丸(鳥取市)は5.8%増とプラスに転じた。8月下旬に開催した物産展などの効果で、入店客数も1.2%増となった。今後についても「コロナの影響はまったく読めないが、イベントなどでテコ入れしたい」としている。

同協会は9月について、コロナ禍に加えて2019年10月の消費増税を前にした駆け込み需要の反動で「数字的にかなり厳しい。状況次第で3割減ぐらいになるのではないか」とみている。

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