最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 23,516.59 +42.32
日経平均先物(円)
大取,20/12月 ※
23,490 -10

[PR]

業績ニュース

海運大手の業績上振れ 郵船は経常益3倍 4~9月期、コンテナ船好調で

2020/9/24 20:30
保存
共有
印刷
その他

コンテナ船の市況改善が海運大手の業績を押し上げている。日本郵船は24日、2020年4~9月期の連結経常利益が前年同期に比べて約3倍の440億円になりそうだと発表した。川崎汽船も同日、これまでの赤字予想を一転して黒字に上方修正。商船三井も黒字を確保する見通しだ。新型コロナウイルス禍からの経済活動の再開で荷動きが戻っている。

日本郵船、川崎汽船、商船三井の3社はコンテナ船事業を共同出資の統合会社、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)で手がけている。出資比率は郵船が38%、川崎汽船と商船三井がそれぞれ31%。ONEの収益は出資比率に応じて各社の持ち分法投資利益に取り込まれる。

世界のコンテナ船各社はコロナ禍で運賃が大きく下落しないよう運航船舶を減らしてきた。ここにきて米国のクリスマス商戦向けの衣料品や自動車部品といったコンテナ貨物が増えて積載スペースの不足感が高まり、運賃は高騰している。

日本郵船は8月初旬に21年3月期の連結経常利益予想を200億円としたが、4~9月期でこれを大きく上回ることになる。子会社の日本貨物航空が手がける航空貨物輸送も好調だった。

長期貨物契約がない大型ばら積み船を船主に返却する費用として180億円の特別損失を計上するが、4~9月期の純利益は180億円と前年同期に比べて62%増える。このため期末配のみ20円の予定だった年間配当を見直し、まず中間配で20円を出し、さらに期末配も検討する。

川崎汽船はこれまで55億円の赤字とみていた4~9月期の連結経常損益を一転して80億円の黒字に上方修正した。中国などアジアと北米を結ぶONEの東西航路の市況改善が主因だ。精査中の21年3月期の業績予想も「上方修正となる見通し」としている。

商船三井が24日に初めて開示した4~9月期の業績予想は連結経常利益が前年同期に比べて22%減の220億円だった。営業損益は90億円の赤字に転落する見通しで、ONEからの持ち分法投資利益が貢献したとみられる。未定だった中間配は10円とする。21年3月期の業績予想は未定に変更した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム