ロボット情報、勤務先から不正取得 容疑の男を逮捕

社会・くらし
2020/9/24 17:18
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勤務先から産業用ロボットの設計情報を不正に持ち出したとして、愛知県警は24日、同県東海市の会社員、黒江博之容疑者(41)を不正競争防止法違反(営業秘密の領得)の疑いで逮捕した。黒江容疑者は取得した情報の一部を転職先に示しており、有利な取り計らいを得る狙いがあったとみて調べている。

データの持ち出しに使われたとみられるハードディスク(愛知県刈谷市)

県警によると、「データを複製したことに間違いはないが、不正な利益を得る目的ではなかった」と容疑を一部否認しているという。

逮捕容疑は2019年8月20日、不正な利益を得る目的で会社のサーバーにアクセスし、営業秘密に当たる生産ラインのレイアウト図や産業用ロボットの設計情報などを私用のハードディスクに複製して取得した疑い。

捜査関係者によると、黒江容疑者が勤めていたのは産業用ロボットの設計製造会社「豊電子工業」(同県刈谷市)。黒江容疑者は事件直後に同業他社に転職し、持ち出したデータの一部を示したが、受け取りを拒まれたという。

民間信用調査会社によると、豊電子工業は1972年設立で、19年12月期の売上高は約134億円。トヨタ自動車アイシン精機と取引がある。事件について同社は「コメントを控える」としている。

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