東京都、銀座の高速を遊歩道へ素案 完成2030年代以降

2020/9/24 17:39
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KK線は商業施設の屋上をつなぐ形で作られている(東京・銀座)

KK線は商業施設の屋上をつなぐ形で作られている(東京・銀座)

東京都の有識者会議は24日、銀座にある無料の高速道路「東京高速道路」(KK線)の今後の利用方法について、提言書の素案を提示した。道路部分を遊歩道に作り替えることが柱。都は今後、提言をもとに具体的な計画を進める。首都高速道路の更新工事と連動するため、実現には10年以上かかる見通しだ。

素案によると、KK線の車道としての機能を廃し、緑化する。広場なども整備し、歩いて楽しめる空間を作る。今まで同様に、KK線を運営する東京高速道路(東京・中央)が階下の「銀座インズ」などの商業施設の賃料収入を充て運営・管理する方向だ。

会議では世代を超えて遊歩道を楽しめるよう、低速で走る小型の乗り物の運行の是非も検討してきた。今回の案では「めざましい技術革新を想定しながら検討する」ことにとどめた。

高速道路を緑あふれる遊歩道に作り替える構想だ

高速道路を緑あふれる遊歩道に作り替える構想だ

KK線は民間資金で作られた全長約2キロの高速道路で、首都高と接続している。ただ首都高が日本橋区間の地下化に伴いルートが変わるため、KK線との接続がなくなる予定。高速道路としての利便性が大幅に失われるため、他の用途での活用を議論してきた。

首都高の地下ルートの開通見通しが2035年のため、KK線の改修もそれに合わせたスケジュールになる見通しだ。素案では遊歩道への転換の目標年次を「2030年~40年代」とした。

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