唾液PCR検査、2000円で実施 ソフトバンクG

2020/9/24 15:32
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ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は24日、同社の新型コロナウイルスのPCR検査事業で検査費用を1人あたり配送料を除いて2000円にすると発表した。検査が保険適用されない無症状者が対象で、まず自治体や企業などの法人単位で受け付ける。現在は2万円から4万円ほどかかる場合が多い費用を下げて、潜在的な需要を取り込む。

孫氏は「経済の再起動と感染拡大の防止のために、いつでも誰でも高頻度で検査が受けられる体制作りが必要だ」と述べた。検査事業はSBGの検査事業会社、新型コロナウイルス検査センター(東京・港)が手掛ける。24日から同社のホームページで検査予約を開始した。まず法人に限定し、今冬以降に個人向けも受け付ける考えだ。

ソフトバンクグループ子会社の新型コロナウイルス検査センターが開設した唾液PCR検査施設(24日、千葉県市川市)

ソフトバンクグループ子会社の新型コロナウイルス検査センターが開設した唾液PCR検査施設(24日、千葉県市川市)

国立国際医療研究センター国府台病院(千葉県市川市)の建物を賃借し、分析装置などの設備を導入して検査施設を設けた。1日当たりの検査能力は当初4000人を見込み、11月中に1万人に引き上げる計画だ。

従業員などの検査を希望する企業などは専用キットで唾液を採取し、キットの薬剤で唾液内のウイルスを不活性化して密封。運送会社を通じて検査施設に届ける。施設では唾液を約2時間で分析し、感染の有無を判定して法人などに通知する。医師が検査に介在して診断しないため、陰性証明書は発行しない。

国は新型コロナ対策として検査体制を拡充している。今秋以降は身近な診療所でも自治体が検査体制を整えた「診療・検査医療機関」に指定すれば検査できるようになる。一方で、これらの対応策は発熱やせきなどの症状があったり、感染者と濃厚接触したりした人を対象としている。

孫氏は「無症状の感染者が家庭や職場、店舗で感染を広めている」と述べ「無症状の感染者を洗い出さないといつまでも新型コロナの感染は収束しない」と強調した。

(後藤宏光)

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