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JR西、雨量観測に新方式 レーダーが局地豪雨も感知

JR西日本は24日、局地的な豪雨を把握する新システムを在来線の全路線に導入すると発表した。これまでは各路線に平均12キロメートル間隔で設置した雨量計で観測し、列車の停止・徐行を判断していたが、雨量計から離れた場所の局地的な豪雨は把握しにくかった。新システムはレーダーが路線全体の降雨量を観測することで運行の安全性を確保する。

新システムは気象庁や国土交通省のレーダーによる雨量情報を活用する。レーダーは電波によって広範囲の降雨を観測可能。各地の雨量計による「点」のデータだけでなく、降雨状況を「面」で把握できるようになる。

JR西は9月23日から、京阪神エリアの在来線の主要路線で新システムを運用。同社管内の他の在来線でも順次、運用を始める。

豪雨は鉄道の運行に重大な支障をもたらすことがある。2016年7月には広島県内の芸備線で、豪雨後に通常運行していた列車が線路上の土砂に乗り上げて脱線した。

現場近くには雨量計がなかったが、運輸安全委員会は事故調査報告書で、1時間あたり53ミリの雨が降り、同社の「停止」の基準を13ミリ上回っていたと指摘した。同社の担当者は「停止基準を超えた場合は全路線を点検する必要がある。レーダー雨量計があれば事故を防止できた」と話す。

JR東海も同様の新システムを6月に在来線の全区間で導入済み。JR西は、新幹線の路線は今の雨量計で判断できるとしており、新システム導入は予定していない。

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