徴用工問題の落ちない落としどころ 外交遮る革新勢力
編集委員 峯岸博
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約8年ぶりの日本での新政権発足や米中対立の陰に隠れるかたちで日韓の「時限爆弾」が静かに時を刻んでいる。元徴用工判決後に韓国で差し押さえられた日本製鉄(旧新日鉄住金)の資産が近く現金化されれば両国の対立は決定的になる。
24日、菅義偉首相は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と初の電話協議に臨んだ。最大の懸案である徴用工問題について文大統領は「両国の立場に違いがあるのは事実だが、両国政府とすべての当事者が受...
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いま韓国・北朝鮮で何が起きているのでしょうか。 朝鮮半島の情勢は、日本の政治や経済に大きく関わっています。 このコラムでは、いま日本が知っておくべき朝鮮半島の政治・経済の裏側や、日本社会への影響などについて、日本経済新聞独自の視点でお伝えします。
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