クラレ、欧州で再生活性炭を増産へ 22年下期

2020/9/24 8:21
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クラレは23日、使用済みの活性炭を再生する設備を欧州で増強すると発表した。投資額は非公表。設備は2022年下期に稼働させる予定。活性炭は水や大気の浄化に使われる。特に欧州では環境規制や天然資源の持続的な利用を強化する動きがある。工場で排ガスや排水を浄化する需要が伸びており、クラレは供給体制を拡充する。

クラレは米国子会社のベルギーの工場で再生活性炭を増産する(工場で保管されている再生炭)

米国子会社カルゴンカーボンがベルギーに持つ工場に投資する。活性炭の性能を回復させた「再生炭」の年産能力を1万1千トン増やす。現在の生産能力は非開示だが、主用途の一つである工業用途では今回の増強で生産能力が7~8割増えるという。

活性炭は石炭やヤシ殻を原材料とした物質の表面に微細な穴をあけた炭素材料。工場以外に一般家庭や浄水場などでも使われる。使用済みの活性炭を高熱処理すると、再利用可能になる。同社は工場などから使用済みの活性炭を回収して再生している。

カルゴンカーボンは活性炭、再生炭の世界大手。活性炭事業では米国の工場に約200億円を投じて生産設備を増強することを6月に発表した。

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