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NYメトロポリタン歌劇場、全公演中止 再開は来年9月

(更新)
観光客にも地元住民にも人気(2019年12月、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場)

【ニューヨーク=大島有美子】ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)は23日、新型コロナウイルスの感染防止のため今シーズンの全公演を中止すると発表した。再開は2021年9月とする。観客や演者などへの感染を防ぐため中止はやむを得ないとした。

6月に12月30日分までの公演取りやめを発表していたが、全公演の中止となった。通常は9月から翌年5月にかけ、秋冬シーズンにオペラを上演する。METは「舞台では何百人もの演者が集い、大人数の観客を受け入れる。ワクチンが広く普及し、集団免疫が獲得されるまで安全とはいえない」と説明。衛生当局の助言に従い、中止の判断に至ったとした。

METはニューヨーク中心部にある世界有数のオペラハウスで、大がかりな舞台装置が特徴。秋冬期間の上演はニューヨークの風物詩となっており、毎シーズン25前後の異なる演目を上演している。観光客のみならず地元住民にも人気が根強い。コロナ感染拡大を受け3月に公演を中止。毎晩、過去の公演をインターネットで順次無料配信している。

公演再開は21年9月末からとし、プログラムも同時に発表した。オペラ業界の多様化を進めるため、黒人の作曲家による作品を上演することも明らかにした。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、黒人の作曲家の作品上演は初めてという。

ニューヨークでは音楽関連の公演の再開のメドが立っていない。カーネギーホールは21年1月6日分までの公演を中止しているが「感染状況が改善しなければ延長せざるを得ない」としている。ブロードウェー劇場街も年内の興行中止を決めている。

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