AIが混雑検知 大谷資料館で実証実験 宇都宮の企業

2020/9/23 17:55
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人工知能(AI)を活用した画像検査などを手がけるフォーカス(宇都宮市)は、地下空間で有名な大谷資料館でAIによる混雑検知の実証実験を始めた。カメラの画像をもとに観光客の混雑具合をAIが判定し、密集している場合は音声で注意喚起する。新型コロナウイルスの感染防止策として観光地での導入を見込む。

カメラの画像をもとに混雑具合をAIが判定する(宇都宮市の大谷資料館)

大谷資料館は大谷石の採掘場跡地を一般開放した施設。廃坑をライトアップした幻想的な空間が人気を集めている。なかでも、入り口から廃坑に向かう踊り場は跡地を一望できるため、立ち止まって撮影する人で混雑しやすい課題があった。

実験は踊り場に向かう階段にカメラとスピーカーを取り付けた。AIは撮影した画像から人を認識し、例えば1平方メートル当たり3人以上いたり、1秒以上同じ場所にとどまっていたりすると混雑していると判定。日本語と英語で立ち止まらないよう注意を促す。

判定基準は自由に設定できる。2021年3月までの実証実験中に基準の妥当性やアラームを鳴らす頻度などを検証する。実験は先端技術の社会実装を目指す県の補助事業に採択されている。新型コロナの感染再拡大も懸念される中、フォーカスは開発したシステムをほかの観光地にも販売していきたい考えだ。導入費用は200万円ほどという。

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