20年産の新米仮払金、値下がり相次ぐ 前年比2~7%
在庫多く・需要弱く 小売価格も下落の公算
[有料会員限定]
JAグループが産地に仮払いする2020年産米の「概算金」が全国で出そろった。19年産に比べて下落する主力銘柄が大半で、下げ幅は総じて2~7%となった。価格の高止まりで消費者の購入が鈍ったほか、コロナ禍で飲食店などが使う業務用需要が激減。在庫が増え、需給が緩んだ。卸値や小売価格も6年ぶりに下がる公算大だ。
概算金は農家の資金繰りのために秋に一括で支払うのが通例。各産地の全国農業協同組合連合会(JA全...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1082文字