ガソリン、輸入頼み一段と 国内需要落ち込み減産続く
転変石油市場(下)中国がアジアへ輸出攻勢、製油所の統廃合加速も
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「海外の安いガソリンのおかげで仕入れが楽になった。今後も輸入が増えてほしい」。岐阜県で給油所を経営するワタナベ石油(海津市)の渡辺博基取締役は力を込める。ENEOSなどの石油元売り系列以外の給油所は、割安な輸入ガソリンを武器に系列スタンドに対抗している。
ガソリンの輸入が急増している。経済産業省によると7月の輸入量は約44万6千キロリットル。前年同月の1.73倍、約9年ぶりの多さだ。これは国内販売...
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