研究者と芸術家 将棋棋士 谷川浩司

エッセー
2020/9/24 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

将棋の棋士は、勝負師と研究者と芸術家の顔を持つべきだ、と以前から考えていた。

普段は将棋の真理を追究し、対局の準備も綿密に行う。対局の序中盤は、将棋の無限の可能性を追い、新しい世界を築く芸術家となる。そして終盤は、勝利を求める勝負師に徹する。この3つの顔を自然に切り替えられるのが、理想の棋士像であると。

昭和の時代は情報も少なく、多くの棋士が対局を勝負と捉えていた。棋譜のデータ化や、対局の中継が…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]