国連総長「科学と現実に向き合うべき」 首脳演説始まる

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2020/9/23 5:26 (2020/9/23 5:41更新)
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【ニューヨーク=大島有美子】ニューヨークの国連本部で22日、世界193の加盟国の首脳級演説が始まった。今年は国際協調を通じた新型コロナウイルス対応がテーマだ。開始にあたり国連のグテレス事務総長は「我々は一致団結しなければいけない。科学に導かれ、現実に向き合うべきだ」と強調した。

新型コロナ対策のため、会議場への出席者は各国1人とし、国連大使などが出席した。グテレス氏は会議場で演説したが、各国首脳による演説はすべて映像で放映したほか、インターネット上でも配信した。演説は29日まで実施する。

グテレス氏は新型コロナで「想像もできない形の開催となったが、今年の会合はかつてなく重要だ」と述べた。「地政学的な緊張の高まり、気候変動、世界にまん延する不信感、デジタル世界の負の部分」を世界の将来を脅かす課題として認識してきたが、コロナによって拍車がかかったとした。

その上で「ポピュリズムと国家主義でウイルスを封じ込めようとすれば事態を悪化させる」と警鐘を鳴らした。「今のもろさと試練を乗り越えるには、より強固な国際協力と国際機関を必要とする」と各国に訴えた。

初日はトランプ米大統領のほか、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、フランスのマクロン大統領が登壇した。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席とロシアのプーチン大統領は国連総会での演説が5年ぶりとなった。

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