英首相、コロナ第2波「春と同様致命的」 罰金付き規制強化

2020/9/23 5:14
保存
共有
印刷
その他

【ロンドン=中島裕介】新型コロナウイルスの感染者が再び急増している英国のジョンソン首相は22日夜(日本時間23日未明)の声明で、感染の第2波について「このウイルスは春と同じように致命的だ」と述べ、国民に最大限の警戒を呼びかけた。英政府は同日、飲食店の深夜営業の禁止など罰金付きの規制強化策を打ち出した。

ジョンソン英首相は春に続く英全土での都市封鎖(ロックダウン)には否定的だ(22日、ロンドンの英議会)=ロイター

ジョンソン氏は国民の大半がルールを守っているとしつつも「違反も多すぎる」と指摘。一部の国民の緩みが感染拡大の一端との見方を示した。3月下旬に導入した英全土での都市封鎖(ロックダウン)の再実施については「仕事と生活だけでなく、愛する人々の交流を脅かすことになる」と慎重な姿勢を示した。

規制の再強化策では、24日からパブやレストランなど飲食店での午後10時以降の営業を禁止する。飲食もテーブル席のみとし、密集ができやすいカウンターなどでの立ち飲みを禁止する。できる限りの在宅勤務も再び奨励した。英政府は9月初旬に労働者にオフィスに戻るよう呼びかけていたが方針を転換した。ルールは首都ロンドンがあるイングランドで適用し、6カ月間続く可能性もある。

英政府は9月中旬に、屋内外で7人以上のグループで集まることも禁じている。ジョンソン氏はルールを連続で無視する悪質な市民には最大で1万ポンド(約134万円)の罰金を科すことも表明した。

英国は新型コロナで欧州最悪の約4万2千人の死者を出している。8月は1日当たりの新規感染者数が1千人前後で推移していたが、直近では5千人弱にまで急増した。入院者や重症者の数も増加傾向に転じている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]