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NYダウ続落、一時900ドル安 コロナ感染の再拡大懸念

(更新)

【NQNニューヨーク=川内資子】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前週末比509ドル72セント(1.8%)安の2万7147ドル70セントと8月4日以来ほぼ1カ月半ぶりの安値で終えた。下げ幅は一時900ドルを超えた。新型コロナウイルス感染の再拡大を受けて英政府が関連規制の強化を発表すると伝わり、欧州株が軒並み下落し米市場でも株売りが優勢となった。米追加経済対策の遅れなど、米国で悪材料が相次いだのも投資家のリスク回避姿勢を促した。

英政府の主席科学顧問らが21日、同国の1日あたりの新規感染者数が10月に5万人に達すると警告した。英政府は新型コロナの警戒レベルと5段階中で「感染の急増」を示す4に1段階引き上げた。英政府は近く規制強化を発表すると報じられた。経済への悪影響への懸念から欧州株が大きく下げ、米市場でも景気敏感株を中心に売りが優勢となった。

米連邦最高裁のルース・ギンズバーグ判事が18日に死去した。トランプ米大統領は25日にも後任候補を指名すると明らかにした。野党民主党を中心に後任の検討は11月の米大統領選後にすべきとの意見が多い。後任候補を巡る与野党の駆け引きが、追加の米経済支援策の遅れにつながるとの懸念が強まった。

市場では景気敏感株が売られ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや化学のダウ、工業製品・事務用品大手のスリーエム(3M)がいずれも5%下げた。ニューヨーク原油先物相場が4%超下げ、シェブロンなど石油株も売られた。新型コロナの感染拡大への懸念から、クルーズ船大手のカーニバルやアメリカン航空グループなど旅行・レジャー関連株が大きく下げた。

巨額のマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した可能性が伝わったJPモルガン・チェースは3%下げ、バンク・オブ・アメリカなど銀行株全般に売りが広がった。ダウ平均の下げ幅は一時900ドルを超えた。

一方、9月に入って売りが目立っていた主力ハイテク株の一角は買われた。新型コロナ感染の拡大がむしろ業績の追い風になる銘柄もあり、見直し買いが入った。スマートフォンのアップルと半導体のエヌビディアは3%高、動画配信のネットフリックスは4%高となった。ソフトウエアのマイクロソフト、ネット通販のアマゾン・ドット・コムも高い。

ナスダック総合株価指数は4日続落。ただ、前日比14.48ポイント(0.1%)安の1万0778.80と、景気敏感株の比重が大きいダウ平均に比べ下げ幅は小さかった。

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