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カナダ、中国とのFTA交渉中止 「威圧外交」受け

【北京=共同】カナダが中国との自由貿易協定(FTA)締結を目指して進めてきた交渉の打ち切りを決めたことが分かった。カナダのシャンパーニュ外相が21日までに、地元有力紙グローブ・アンド・メールに明らかにした。中国側の「威圧的な外交」で交渉継続の条件が失われたことを示唆している。

両国関係は、カナダ当局が2018年に通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)副会長を拘束したことをきっかけに急速に悪化。シャンパーニュ氏は同紙のインタビューに対し、中国の強硬姿勢を非難し、中国とのFTA締結を「追求する価値はない」と強調した。

カナダと中国は16年にFTA締結に向けた協議開始で一致。労働や環境を巡る条項で対立して協議は停滞したが、18年に交渉を継続することを確認していた。

ただファーウェイ副会長の拘束以降、中国は国家機密を探った罪などでカナダ人2人を起訴。麻薬密輸罪などに問われたカナダ人に相次いで死刑判決を出すなどしてカナダ側に圧力を加え、両国間の非難の応酬が続いている。

カナダにとって中国は主要な貿易相手国だが、グローブ・アンド・メール紙によると、カナダの経済界でも中国の報復的な対応に不信感が広がっている。

21日付の中国共産党系の環球時報(英語版)は、FTA交渉中止決定について「過度な対米依存度がカナダの自主性を失わせている」と主張、米国の意向が働いているとして批判した。

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