スペイン首都で移動制限 コロナ再流行で一部地区
(更新)
【パリ=共同】スペインの首都を含むマドリード自治州政府は18日、新型コロナウイルスの感染者が再び増加していることを受け、感染状況の悪い37地区を対象に21日から2週間、移動を制限する措置を取ると発表した。州人口の13%に当たる約85万人に影響する。地元メディアが伝えた。
3月に中央政府が非常事態を宣言して導入した厳しい外出制限とは異なり、通勤や通学、通院などのための移動を除き、各地区の出入りを制限する。また地区内の集会は6人までとする。
イサベル・ディアス・アジュソ州首相は記者会見で「非常事態や、経済的に大惨事となる外出制限は避けなければならない」と訴えた。
スペインでは非常事態を解除した6月下旬の1日当たりの感染確認者は200人未満だったが、最近は4千人超。欧州連合(EU)機関の欧州疾病予防管理センターによると、過去14日の10万人当たりの感染者数は欧州で最多となっている。

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