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米でTikTokダウンロード急増 禁止前に駆け込み

(更新)

【ニューヨーク=大島有美子】米国で18日、20日から提供が禁止される中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のダウンロードが急増している。米アップルのスマートフォンのアプリ配信順位で1位に浮上した。禁止前の駆け込みダウンロード現象が生じ、かえって利用者を広げている。

「いま、初めてダウンロードした」「日曜になったら手に入らなくなってしまうよ」。18日、米国ではツイッターでこんな投稿が相次いだ。「ここは米国なのに」「表現の自由を守るためにダウンロードする」など、米政府の措置への抵抗を込めた投稿もあった。

アップルのiPhoneのアプリ配信「アップストア」では、ティックトックが無料アプリの配信順位でオンライン会議システム「ズーム」を上回りトップになった。スマホ向けアプリ分析を手掛ける米アップアニーによると、5~11日は3~7位で推移していた。米グーグルのアンドロイドスマホの配信アプリでもトップ3だ。

米商務省は18日、ティックトックと対話アプリの「WeChat(ウィーチャット)」の米国内での提供を20日夜に禁止すると発表した。米国の利用者の個人情報が収集され、中国政府と共有されかねず、安全保障上のリスクを生んでいることを理由にした。新規のダウンロードや更新ができなくなる。

15秒程度の短い動画を投稿するティックトックは、若者を中心に米国でも根強い人気がある。米調査会社ワラルーメディアの推計によると、世界の月間利用者数は約8億人で、米国では1億人いる。米国人のおよそ3人に1人が利用していることになり、利用者の6割が10~20代だ。これまでに米国で1億7500万回ダウンロードされたという。

ティックトックに対しては、11月12日まで運営に必要なサーバーの提供を認めた。同日までに米事業の売却で合意できなければ、米政府は全面禁止のより厳しい措置をとる。

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