金融会社アントの申請承認、上海証取 10月にも上場か

中国・台湾
アジアBiz
2020/9/18 20:10
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アント・グループは10月にも上場を果たす可能性が出てきた

アント・グループは10月にも上場を果たす可能性が出てきた

【上海=松田直樹】上海証券取引所は18日、中国アリババ集団傘下の金融会社アント・グループの上場を承認したと発表した。上場先はハイテク企業向け市場「科創板」となる。アントは香港証券取引所との重複上場を計画しており、週明けにも香港での上場も承認されるとの見方がある。

上海証取の科創板では主力企業の場合、申請承認から1カ月ほどで上場を果たすケースが多い。香港の進捗状況にもよるが、アントは早ければ10月中にも上場する可能性が出てきた。

新規株式公開(IPO)による調達額は最大で300億ドル(約3兆2000億円)規模に達するとの報道もある。実現すれば2019年12月に上場したサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコを抜いて世界最大となる。

アントは年間ユーザー数が10億人を超えるスマホ決済「支付宝(アリペイ)」などのサービスを手掛ける。個人やネット通販に出店する零細事業者などへの融資事業が成長しており業績は拡大している。運用商品「余額宝」や保険商品の販売も増えている。

アントの目論見書によると、20年1~6月期の売上高は725億元(約1兆1000億円)、純利益は212億元だった。20年6月末までの1年間のアリペイの取引額は118兆元、融資残高は2.1兆元となっている。

中国のネット通販では、アリババに次ぐ2位の京東集団(JDドットコム)も傘下の金融会社の上場を申請した。ネット通販で抱えるユーザーを金融サービスにも生かす動きが広がっている。

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