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双日系、車体開発社と提携 金属3Dプリンターで設計・解析

双日子会社の日本積層造形(宮城県多賀城市)は18日、金属3Dプリンターで作る部品に特化した設計・解析サービスを始めると発表した。自動車の開発技術を持つ東京アールアンドデー(東京・千代田)と技術提携した。一般的な加工では作れない複雑な部品を自動車や航空産業向けに売り込み、軽量化や電動化の需要を取り込む。

日本積層造形は金属部品の3Dプリンター造形を手掛けており、設計分野を強化する。東京アールアンドデーの設計ノウハウを生かし、設計段階から複数の部品を一体化した製品などを考案。試作・解析できるようにする。

切削や板金加工など従来の技術だけでは、使える材料や形状に制限がある。3Dプリンターでしか製造できない高付加価値品を提案し、まずは少量多品種での製造を手掛ける。産業機械や医療機器向けなど幅広い業界で顧客を開拓する。

日本積層造形の日下良太社長は同日の発表会で3Dプリンターの普及が進まない現状に触れ「車や航空産業向けに試作品を受注しているが、通常の大量生産品と比べてコストが高い」と指摘。3D造形に適した部品の設計を強化することで、メーカーの新製品開発に柔軟に対応する。

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