現金受領後「口裏合わせ」 案里議員公判、県議証言

社会・くらし
2020/9/18 14:36
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昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた参院議員、河井案里被告(46)の公判が18日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれた。

証人として出廷した平本徹・広島県議(54)は、妻が案里議員から現金30万円を受け取ったと認め「選挙違反疑惑が報じられた後、案里議員から『なかったことで』と電話があり、口裏合わせのように感じた」と証言した。供与の目的については「参院選で応援してほしいとの趣旨で、危ない金だと感じた」と述べた。

平本県議によると、昨年4月、自身の県議選の集会で案里議員が応援弁士を務めた後、妻に白い封筒を渡した。案里議員陣営の疑惑が明るみに出た後の同年12月ごろ、案里議員から電話があり「あれ、なかったことでいいよね」と言われた。平本県議は「金のやりとりのことだと思った」と述べた。検察側の質問に答えた。

法廷で聞いていた案里議員は「うふふ」と笑い、裁判長の指摘を受けた弁護側が注意した。平本県議は、封筒の中は現金だと認識したが、実際に確認したのは参院選後で、案里議員側に返還したと説明した。

現金受領者はこれまで、元県議会議長の奥原信也県議(77)と下原康充県議(69)が証人として出廷。案里議員や夫で元法相の衆院議員、克行被告(57)が集票依頼のために現金を渡したとの認識を示した。

起訴状によると、案里議員は昨年3~6月、克行元法相と共謀し、集票依頼などの目的で地元議員5人に現金計170万円を供与したとされる。

〔共同〕

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