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ワニもヘリウムで声高く 京大准教授らイグ・ノーベル賞

日本人、14年連続受賞

オンラインで開かれた「イグ・ノーベル賞」の授賞式に登場した京都大霊長類研究所の西村剛准教授(17日)=共同

【ニューヨーク=共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が17日、オンラインで開かれた。ワニの発声方法を研究する中で、ヘリウムガスを使うとワニのうなり声も高くなることを発見した京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の西村剛准教授(45)らの国際研究チームが音響賞を受賞した。

日本人のイグ・ノーベル賞受賞は14年連続。西村准教授は共同通信に対し「マニアックな研究にも着目してもらえたのは非常にありがたいことだ」と喜びを語った。

研究は、中国原産の希少なワニ「ヨウスコウワニ」が入る水槽にヘリウムガスと酸素を充満させ、うなり声を録音。約400ヘルツの音声が倍の約800ヘルツと高くなったことから、人などの哺乳類と同じように声帯の上にある器官「声道」で空気を共鳴させて発声していることを突き止めた。

西村准教授によると、ワニと分類上近い恐竜も同様の方法で発声していた可能性が高いという。研究チームは他にオーストリアや米国などの研究者で構成される。

授賞式は例年、米東部ケンブリッジのハーバード大で開かれていたが、今年は新型コロナウイルス流行を受けてオンライン開催となった。

イグ・ノーベル賞は、ノーベル賞へのパロディーの意味合いも込めて米国の科学ユーモア雑誌が1991年に創設。今年は平和賞、物理学賞など10部門で授与された。〔共同〕

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