JR西日本の終電繰り上げ 最終新幹線、接続範囲狭まる

2020/9/18 10:25
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JR西日本は2021年春のダイヤ改正で終電時間を最大30分繰り上げる

JR西日本は2021年春のダイヤ改正で終電時間を最大30分繰り上げる

JR西日本は17日、2021年春から同社の主要路線で実施する終電の繰り上げについて、詳細な計画を公表した。大阪環状線や神戸線、京都線などの主要12路線で終電を最大30分繰り上げる。東京発の最終新幹線から接続できる範囲も縮小し、深夜帰宅や出張帰りの会社員らの足に影響しそうだ。

JR西によると、午前0時以降を中心に48本の列車を削減し、影響を受ける乗客人数は1日あたり1万5000人となる。繰り上げ幅が最も大きいのは、JR京都駅発の大阪方面高槻駅行きで、現在の午前0時28分から30分繰り上がる。

大阪駅の平日ダイヤを見ると、京都線の高槻行き普通が21分早まり午前0時10分発、京都行き新快速が25分早まり同0時発となる。また、神戸線の西明石行き普通は24分早まり同0時4分発、同新快速は25分早まり同0時発に。野洲行き新快速、姫路行き新快速が20分早い午後11時40分となるなど、遠距離の通勤客らにも影響が出る。

終電繰り上げの結果、大阪駅や天王寺駅などの都市部の主要駅では、大阪メトロなどの私鉄が乗り入れる最終電車から、JR西の電車への乗り換えができなくなる。

また、東京発新大阪行きの最終新幹線から乗り継ぐことができない区間が、神戸線や大和路線などで新たに発生する。最終新幹線は午後11時31分に京都、午後11時45分に新大阪に到着。従来は在来線で姫路まで行くことができたが、接続する列車がなくなる。

同社は8月下旬、21年3月のダイヤ改正で終電を繰り上げると表明。利用者の帰宅時間が早まっていることや、少子高齢化などで線路の保守作業を担う人材が不足し、労務環境の改善が欠かせないことなどから、繰り上げが必要と判断した。同社の試算では終電の繰り上げによる作業時間の確保で作業員1人あたり月に1日の休みを確保できるようになるとみられる。

同社は「ダイヤ改正を例年の12月よりも早めに公表することで、多くの方にご理解をいただきたい」としている。

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