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デロイトに制裁金20億円 英当局、監査で最高額

【ロンドン=篠崎健太】英財務報告評議会(FRC)は17日、大手監査法人のデロイトに対し、過去最高の1500万ポンド(約20億円)の制裁金を科すと発表した。2012年に発覚した英業務用ソフト会社オートノミーの不正会計事件をめぐり、外部監査人としての責任を果たさず対応に問題があったと指摘した。

英当局はデロイトの監査の甘さを指弾した=ロイター

オートノミーは11年に米ヒューレット・パッカード(HP)に約110億ドルで買収され、翌年に不正会計が表面化した。買収前から売上高の水増しが行われていた疑いが浮上し、HPは88億ドルの減損処理を迫られた。

FRCは09~10年分の会計監査について、プロとして十分な疑いを持って作業に当たらず、判断の根拠となる資料の収集や分析も甘かったと認定した。内容の正しさを保証する「無限定適正意見」を出すべきではなかったと指弾した。

英当局による監査法人への制裁金では過去最高額となった。経営破綻した英衣料小売りBHSの監査に絡み、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が18年に受けた1000万ポンド(早期和解で650万ポンドに減額)を上回った。

法人としてのデロイトの他に、監査に携わった2人の会計士にも別途50万ポンドと25万ポンドの制裁金納付を命じた。

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