線状降水帯を予測 豪雨の端緒を水蒸気から把握
[有料会員限定]
2030年ごろには、積乱雲が連なって豪雨をもたらす「線状降水帯」の予測が実現する可能性が出てきた。近年、日本列島に甚大な被害をもたらす豪雨の原因は空気中の水蒸気。この量の変化を精密に観測する研究が急ピッチで進む。防災科学技術研究所や福岡大学が電磁波を使った観測装置を設置、技術開発に取り組む。水蒸気の量をリアルタイムで的確に把握できる時代がやってきそうだ。
雨の源は、大気に含まれる水蒸気だ。上空で冷...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1502文字