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プロスポーツ、5割入場に慎重 イベント制限19日緩和

2020/9/17 22:15 (2020/9/18 6:13更新)
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政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止で求めてきたイベントの開催制限を19日に緩和する。プロスポーツでは数万人規模の動員も可能になるなど大幅な緩和となるが、制限まで一気の引き上げには慎重な主催者や企業が目立つ。減少してきた新規感染者は最近は横ばい傾向にあり、感染を封じつつ段階的に引き上げを探ることになる。

政府は19日から、プロ野球やJリーグ、大規模コンサートといった1万人超のイベントについては5千人の上限を撤廃し、収容人数の50%までの入場を可能とする。

1万人以下の場合は2分類される。観客や演者が大声を出さず、集団感染が起きる可能性が低いクラシックコンサートや映画・演劇などは5千人を上限に満席も認める。大きな歓声などを伴うロックコンサートやライブハウスなどは50%までの制限が維持される。いずれも11月末までの当面の措置で、状況により見直しもありうる。

Jリーグ1部(J1)の浦和は埼玉スタジアムで約6万2千人を収容できるが、9月中は上限を7千人にとどめる。左右で2席、前後で2列の間隔を空け、1メートル以上の間隔を確保する席配置を維持するためだ。収容率は約10%で「熱気ある会場の姿には遠い」(担当者)。経営は厳しいが当面は感染対策を優先する。

ホームが約1万5千人収容のJ1・横浜FCも、9月中は現状の上限3800人を保つ。社会的距離を十分に保てる基準として各クラブは収容率30%を目安にしており、段階的に客数を引き上げる方針だ。

プロ野球は対応が分かれる。ドーム球場を本拠地とする巨人は21日の主催試合から上限を1万9千人とするが、収容率は約40%。「引き続き入場時の検温やマスクの着用、大きな声援やハイタッチの遠慮をお願いする」(読売新聞グループ本社広報部)。西武も9月中の6試合は上限を1万人(約30%)とした。

一方、ヤクルトやDeNAは19日から50%近くまで引き上げる。プロ野球の斉藤惇コミッショナーは「観客増で気が緩み、大きな声が出ることを心配している」と応援方法に注意を呼びかける。

満席が可能になる演劇なども動きは慎重だ。松竹は9~10月の演劇などの公演チケットは現行の定員50%での販売を続ける。11月以降も感染状況などを踏まえ慎重に判断するという。シネマコンプレックス(複合映画館)のTOHOシネマズ(東京・千代田)も当面、座席の50%を維持する。

エイベックス・エンタテインメント(東京・港)は12日に倖田來未さんのライブツアーを大阪城ホールで実施したが、収容は約3割の4千人に絞り、1日2公演としてライブ配信も実施した。19日以降のツアーも同様の形にする予定だ。

東京ディズニーリゾートも入場制限を継続している。運営するオリエンタルランド幹部は「入り口やアトラクション前に並ぶ人の間隔を狭めれば感染リスクが高まる危険性もある。来場を一気に増やすのは簡単でない」と話す。

新規感染者数は8月上旬をピークに減少していたが、最近は下げ止まりがみられる。傾向をみやすい7日移動平均では16日は536.4人で、直近10日間は横ばい傾向。依然、4月の「第1波」のピーク時と同水準にある。東京都や大阪府では、わずかながら増加傾向もみられる。

こうした中、沖縄県は19日時点では制限を緩和せず、従来の「上限5千人」か「収容人数の50%以内」のいずれか厳しい方での開催を求める。県が独自に判断する4段階の警戒レベルで、上から2番目の「感染流行期」にあるからだ。政府は地域の感染状況に応じ、知事の判断でより厳しい制限を課すことができるとしている。

東京医科大学の浜田篤郎教授は「緩和しながら感染が拡大しないか様子をみるにはいい時期だ。マスクや3密回避、大声を出さないといった対策で感染リスクを下げられる」とした上で「いきなり大人数になると感染者が紛れ込み集団感染のリスクが高まる。慎重な対応が必要で、徐々に緩和するのがいい」と話す。

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