鉄連会長、鋼材価格「一段高は考えにくい」

2020/9/17 18:51
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日本鉄鋼連盟(鉄連)の橋本英二会長(日本製鉄社長)は17日の記者会見で、上昇する鋼材市況について「もう一段高くなることは考えにくい」と述べた。

日本鉄鋼連盟(鉄連)の橋本英二会長(17日、東京都中央区)

アジアの熱延コイルの価格は、中国の鋼材需要の急拡大により1トン500ドル台まで上昇している。

中国は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済の落ち込みから、いち早く立ち直った。政府の景気刺激策によるインフラ投資が追い風となり、鋼材需要が拡大している。同国の8月の粗鋼生産量は、前年同月比8.4%増の9485万トンに拡大。単月の生産量では、2カ月連続で過去最多を更新した。

加えて、旺盛な需要をまかなうため、他国からの輸入も拡大している。

アジアの熱延コイルの価格は新型コロナ感染拡大の影響で一時、400ドル割れの水準まで下落したものの、その後、上昇に転じた。

ただ、橋本会長は「需要は総じて回復基調だが、中国の需要は高い水準で横ばい」と指摘。今後さらに鋼材市況が高騰する可能性は低いとした。

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