現金「選挙応援のため」 県議、案里議員から50万円

社会・くらし
2020/9/17 16:21
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昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた参院議員、河井案里被告(46)の公判が17日、東京地裁で開かれた。証人として出廷した下原康充広島県議(69)は、案里議員から現金50万円を受領したと認め「票を取りまとめ、選挙の応援をしてほしいということだと思った。違法な金だと分かっていた」と述べた。

下原県議によると、案里議員は県議選投開票日の昨年4月7日午後、県議の選挙事務所を訪ね、かばんから白い封筒を取り出し「当選祝いだ」と話した。「当選祝いでもらう金ではない」と返そうとすると、案里議員は「では陣中見舞いで」「(闘病中の)奥さまのお見舞い金で」と応じず、領収書も受け取ろうとしなかった。競合候補だった自民党の溝手顕正・元国家公安委員長の名前を挙げ「溝手さんは大丈夫なので、私を応援してください」とも依頼した。

下原県議は、現金を選挙費用と妻の病気の治療費に充てたと証言した。

元県議会議長の奥原信也県議(77)は16日の証人尋問で、現金計200万円を受け取ったと説明。下原県議と同様に「票を集めてほしいということだと思った」と現金の趣旨を述べた。

起訴状によると、案里議員は昨年3月下旬から6月中旬、夫で元法相の衆院議員、克行被告(57)と共謀し、票の取りまとめ依頼などの目的で地元議員5人に現金計170万円を提供したとされる。克行元法相は弁護人解任に伴い、公判が分離された。〔共同〕

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