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伊藤園、血圧関連の機能性表示の「充実野菜」発売へ

伊藤園は17日、野菜・果実ミックスジュース「充実野菜」で血圧関連の機能性表示をした新商品を10月に発売すると発表した。原料のニンジンは、高めの血圧を下げるともいわれるアミノ酸の一種「GABA」を一般的なニンジンよりも多く含んでいるという。

ニンジンは「朱衣(しゅい)」と呼ぶブランドで伊藤園と種苗会社が共同開発し、契約農家で栽培している。一般的なニンジンよりも糖度が高く、栄養素のβ―カロテンも多いと伊藤園は説明している。GABAの含有量が多いことは日本土壌肥料学会で発表した。

朱衣はこれまで「充実野菜 緑黄色野菜ミックス」などに使ってきたが、新たに「充実野菜 朱衣にんじんミックス」を10月19日に発売する。200ミリリットル入り紙パックで希望小売価格は税別108円。全国のスーパーやコンビニエンスストアなどを通じて販売する。

充実野菜ブランドでは2017年に「おなかの調子を整える」「血圧が高めの方の健康な血圧をサポート」とうたった2種類の機能性表示食品を発売した。朱衣に含まれるGABAの働きで機能性表示をするのは同ブランドで初めてとなる。

伊藤園の山口哲生ブランドマネジャーは発表会で「新型コロナウイルスの感染拡大で消費者の健康意識が高まった。機能性表示食品として明確な健康を打ち出し、安心して飲んでもらえるようにしたい」と述べた。

消費者庁によれば機能性表示商品はサプリや飲料、菓子などに広がり、約3000件となっている。富士経済(東京・中央)によると、19年の機能性表示食品の国内市場は前年を17.4%上回る2547億円だったもようだという。

種類別の構成比ではサプリメント(47.5%)やドリンク類(41.1%)が多い。同社は20年の市場規模を3007億円と予想しており、制度が始まった15年(305億円)と比べれば10倍近い水準まで拡大している。

市場拡大が続く機能性食品だが、同じような効果をうたう商品も増えている。メーカー各社が今後も事業を伸ばすには、味わいや価格などで消費者が求めるものを的確に見きわめる努力が一段と重要になってくる。

(古沢健)

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