ブラジル中銀、利下げ打ち止め 物価上昇と通貨安で

2020/9/17 7:10
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】ブラジル中央銀行は16日、政策金利を年2%で据え置くと発表した。景気刺激策として1年超にわたって利下げを続けてきたが、物価上昇率が政策金利を上回る状況となり、利下げを打ち止めた。

通貨安の影響もあり、物価が上昇していた(9日、サンパウロ)

中銀は2019年7月以来、前月の会合まで9会合連続で政策の引き下げを実施した。8月の前回会合で政策金利を0.25%引き下げ、実質金利がマイナスに転じた。8月の消費者物価指数は前年比2.44%と物価上昇が続いており、利下げを継続する環境ではなくなっていた。

中銀は声明で「物価上昇は一時的なものだと信じている」と説明した。ただ、政策金利の低下に伴う通貨安も物価上昇の一因となっており、追加の金融緩和は難しいと判断した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]