ソニーのPS5、4万9980円で11月12日発売 Xboxと並ぶ

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2020/9/17 5:59 (2020/9/17 7:37更新)
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【シリコンバレー=佐藤浩実、清水孝輔】ソニーは17日、新型ゲーム機「プレイステーション(PS)5」を11月12日に発売すると発表した。通常版の価格は499.99ドル(日本は4万9980円)で、米マイクロソフトの「Xbox」の新型機と同じ価格帯に設定した。ディスクドライブを省いた機種は399.99ドル(同3万9980円)。7年ぶりのゲーム機の大型商戦が幕を開ける。

ゲーム事業を手掛けるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が日本時間17日早朝(米時間16日午後)にオンライン配信した発表会で明らかにした。同社はすでにPS5の本体性能や代表的なゲームソフトを公表しており、発売時期と価格が焦点になっていた。

Xboxの新世代機

Xboxの新世代機

ソニーがゲーム機を大幅刷新するのは7年ぶりだ。PS5は記憶装置にソリッド・ステート・ドライブ(SSD)を搭載し、データの読み込み速度がPS4の100倍とされる。場面の切り替えに時間をかけずにゲームを楽しめるようになるほか、開発会社にとってもゲーム設計の自由度が高まる。

発表会では「ファイナルファンタジー16(FF16)」や、映画「ハリー・ポッター」の世界を舞台にした「ホグワーツレガシー」などPS5向け新作ソフトも披露した。大半のPS4のソフトも、PS5で継続して遊べる。

PS5は通常版に加え、ディスクドライブを省いて価格を100ドル抑えた「デジタル版」も売り出す。PS4向けソフトではインターネット経由でのダウンロード購入の比率が2019年度に5割を超えた。新型コロナウイルスの影響で外出制限が広がった4~6月は74%に上昇しており、デジタル版の需要が見込めると判断した。若年層など物理的なモノにこだわらない層に訴求する。

もっとも、11月には競合のマイクロソフトも「Xbox」を大幅刷新する。GPU(画像処理半導体)の性能を現行機の2倍にした「シリーズX」を499ドル(日本は4万9980円)で、ディスクドライブを省いて機能も絞った「シリーズS」を299ドル(同3万2980円)で売り出す。主力のシリーズXとPS5は拮抗するが、最低価格の比較ではXboxに軍配が上がる。

マイクロソフトは米国や韓国など12カ国で、ゲームの遊び放題サービスと本体を組み合わせた2年間の分割払いも可能にする。米国ではこの仕組みを使うと月々の支払額を約25ドルに抑えられ、ゲーム機で遊ぶ層を広げやすくなるとみている。

PS4は累計の実売台数が1億台を超え、Xboxに圧勝した。コロナ下でゲームソフトなどの「巣ごもり需要」を取り込む原動力となり、21年3月期はゲーム事業の営業利益がソニー全体の約4割を占める見通しだ。7年ぶりの両社のゲーム機の世代交代と価格戦略がもたらす変化に注目が集まる。

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