米、中国人ハッカー5人を起訴 企業100社にサイバー攻撃
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【ニューヨーク=清水石珠実】米司法省は16日、中国人ハッカー5人を起訴したと発表した。米企業を中心に世界100社以上のコンピューターシステムに不法に侵入して情報を盗んだり、サイバー攻撃を仕掛けたりしたという。協力者としてマレーシア人2人も起訴した。
今回起訴されたのは、高度なハッカー技術で知られる集団「APT41」の一部という。同省は声明の中で中国がサイバー犯罪の温床になっていると指摘し、取り締まりを行わない中国政府の姿勢を批判した。
サイバー攻撃の被害リストには、日本や韓国、オーストラリアの企業も含まれるという。香港の民主活動家なども攻撃対象だった。