茨城・境町、隈氏設計の会館完成 「新時代の象徴」

関東
茨城
2020/9/16 19:43
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茨城県境町は16日、新国立競技場などで知られる世界的な建築家、隈研吾氏が設計したアルゼンチンとの友好関係の象徴となる「モンテネグロ会館」の完成式典を開いた。隈氏が手がけた同町の施設は5カ所目。今後、カフェを新設する構想もあり、高知県梼原町に続き同氏の作品が集積する地となっている。

建築家、隈研吾氏(左から3人目)が設計したモンテネグロ会館が完成した(16日、茨城県境町)

会館は木造平屋建てで、延べ床面積は64平方メートル。以前の建物の柱を生かすなど、同国との交流の歴史や木の暖かさを感じさせるようにした。会館内は交流の歴史を展示するギャラリーや、特産品のさしま茶などを提供するカフェも設けた。

境町と同国との関係は幕末にペリーが来航した際、境町出身で関宿藩(現在の千葉県野田市)の藩士が同国の船員を接待したことに始まる。その後、船員の孫であるアルトゥーロ・モンテネグロ臨時代理公使が町を訪れ、藩士の孫・野本作兵衛氏と面会して本格的な交流が始まった。会館はモンテネグロ氏が建築費用を援助し、1937年に建てられたが、老朽化したため今回改築された。

式典には橋本正裕町長と隈氏、アルゼンチンのアラン・ベロー駐日大使らが出席した。隈氏は「国と地方がつながる新しい時代の象徴になるようなものができた」と述べた。橋本町長は「多くの人が訪れる施設にしたい」と話した。

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